ひとりよがり

無気力美大生を経て社会人となったデザイナーの独り言

2016-01-01から1ヶ月間の記事一覧

美大という恵まれた環境にいながら、何故不幸なのか

自分の子どもが美大へ行きたいと言ったら、普通の親はどう思うだろう。美大なんて、学費は高いし、職に繋がるか分からないし、だいたい芸術なんて道楽でしょう。そう考える人は多いと思う。もし賛成してくれるとするならば、それは経済的に余裕がある芸術に…

就活に失敗した美大生、大学院へ行く

就活に失敗し、大学院へ行くことになった。内部進学かつ進学希望者数も少ないということで、かなり優遇された状態での試験だったと思う。デザイン系の学生で大学院へ行く人はかなり少ない。卒業後すぐに就職する人が大半である。学費が高いし、勉強より早く…

いい子でいるためには、自分など無いほうがいい

人によって態度を変える。これは誰しも日常的に行っていることだ。親、先生、友達、知らない人、それぞれに別の対応をするだろう。人間は様々な顔を持っている。◆とりわけ私は自我が薄いので、基本的に人に合わせた態度を取る。上に挙げたような、自分と相手…

離人症と共に生きている

およそ高校2年生くらいから、離人感というものを自覚するようになった。自分がここにいるという実感がない、テレビの画面を見ているような感じ、意識が薄くなるような感覚。当時は離人症という概念を知らなかったので、何となく現実感が薄いなぁと思いなが…

美大生であることに疲れ果てた

美大生なのに、何をするのも億劫で、興味が持てず、好きなものすら分からない、燻る日々を送っている。作品など作れない、作りたくもない状況で表現者として失格というところまで落ちてしまった。せめて別の方法として、文字を書くことも立派な自己表現だと…